ネオジム磁石と単4乾電池と銅線を使って作るトンネル電車。銅線コイルを作るのは、障がいのない人でも難しい。簡単ではありません。肢体不自由のある子どもたちにも「電気ってなに?」「世の中、不思議なことが起きているんだ!」「へ~、おもしいろい!」などの気持ちを実感してもらえるような授業はできないものかと考えました。
社会見学で名古屋市にある「電気の科学館」に行くことになりました。その時に中心にした授業です。
肢体不自由のある子どもたちなので、1人で同時に両手を使う操作は難しい。片手の操作だけではトンネルはできない。共同作業にすれば何とかなる。共同での作業となれば、「速く回しすぎ・・」とか「ちょっと待って・・」など相手の気持ちを考えたり自分の状況を伝えたりなど、道徳や自立活動でのねらいも含まれるようになり、当然キャリア教育を意識したものにもなります。
隙間なくきれいにまいたコイルだと、中を動く電池が全く見えません。隙間が広すぎると磁石が引っかかり、途中で止まってしまいます。5mの長さの銅線で15cm程度のコイルにしかなりません。児童一人で扱うことができる銅線の長さは2m程度が限界ではないかと考えます。でもそれぞれで作ったコイルをつなぐことができるので、どれだけでも長くできます。結構なスピードで長いトンネルを周回する電車をyou
tubeで見かけることがありますが、あんなにかっこよく走ってくれません。
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