いろいろなものを作ってきたのですが、多くは「作って遊ぶ」ことを目標にしてきました。
色や形で弁別するとか、同じ形をたくさん作るとか、ボールペンを組み立てるとか、ボルトとナットを組み合わせるなど単純と思われる作業に取り組ませることで、「課題学習」などと呼ばれることがあります。(ある地域や地方に限ったことなのか、全国的な傾向なのか分かりませんが、同じような内容で呼び方は様々違っているようです。)
人間の心理的発達も含めて成長発達の発達段階を考えた時、教育的環境として配慮されなければならない環境の順番があるらしい。
①遊びが中心の時期・・・・・・・・・・・・・(幼児期から小学部期ころ)
②作業(労働)に向かう力を育てる時期・・・・(中学部期ころ)
③作業(労働)する力を育てる時期・・・・・・(高等部期ころ)
遊びが中心になる時期に遊べないというのは面白くない。この時期に「ボールペンを組み立てる」とか「ボルトとナットを組み合わせる」というような課題を与えてもらっても楽しくなさそうである。
単純作業を課題としつつ、最終的には作ったもので遊ぶ。正確さや完成度が要求されることもわかり、満足感や達成感を味わうこともできる。用意されたものではなく、自分たちで作ったもので満足感を味わえるような・・・。
そんな遊び方ができる物を用意してあげられるといいな。
* ダンボールをはさみで切るのは難しいです。
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